棚橋牧場/THE MILK SHOPを訪ねて

おはようございます、白井です。

先日岐阜県へ出張してきました。当社公式LINEでも投稿しましたが、旅の目的のひとつは、以前から親交のあった岐阜県揖斐(いび)郡池田町にある

株式会社棚橋牧場/THE MILK SHOP

さんへお伺いする事でした。イベントなどで商品取扱などのやり取りはあったのですがお会いした事が無いという事でお休みのところ、お邪魔してきました。

左手前にある民家を改修したのが直売所兼カフェ。その右奥が牛乳などを製造する工場です。

株式会社棚橋牧場とは?
所在地:岐阜県揖斐郡池田町池野470
棚橋牧場の歴史は100 年以上前の明治にさかのぼり、初代銀八が乳牛を飼った事が始まり。牛乳の処理、瓶詰めを開始、一般家庭向けに牛乳の宅配を始め、現在は牛の飼育は行っていないが明治から続く屋号を守り、一般家庭への宅配をメインに、牛乳の製造と販売を行なっている、乳業メーカーである。

棚橋牧場さんは、東部飲料と同じように牛乳配達をしていながら、その配る牛乳は自分たちで作っていて、尚且つ販売所も持っているという、東部飲料をひと回りもふた回りも成長させた存在が棚橋牧場さんという事です。

製造工場内もご案内くださり、乳業メーカーとして多くの苦労があることが伺い知れました。私どもの取り扱いメーカーでもよく聞くのですが、近年、「牛乳瓶」の製造メーカーが少なくなっており維持が難しくなりつつあるそうです。皆様のイメージ通り、瓶牛乳も年々減っていると、そこに付随する機械(製造ラインから瓶の洗浄機など)を取り扱ったり、メンテナンスしてくれる業者さんも減っているという、簡単には解決の糸口が見出せない課題もあるようです。

「THE MILK SHOP」とは?
※HPより抜粋

岐阜県西濃地方の池田町で牛乳・各種乳飲料の製造や販売を行なう棚橋牧場より生まれたオリジナルブランドです。地元の皆様より宅配や学校給食の牛乳としてお選びいただき、おかげさまで100年以上となります。これからはより多くの皆様に「milk」を楽しんで頂けるようにこのブランドを立ち上げました。
<<画像クリックでオンラインSHOPへ>>

直売所では「THE MILK」と冠した牛乳や様々なオリジナルグッズが並んでいます。牛乳や牛柄のグッズが好きな人間にはたまらない空間です。

THE MILK SHOPのこだわりが詰まった牛乳「THE MILK」
岐阜県西濃地方で搾られた新鮮な牛乳を殺菌し詰めたこだわりの一本。
80℃で15分間という昔ながらのパスチャライズ製法を用いた牛乳は
しっかりした甘みと深みのあるコクが特徴です。

※皆様、ご存知とは思いますが、日本で流通している牛乳のほとんどが120℃3秒間殺菌の「超高温殺菌(UHT)」と呼ばれる製法で処理されています。

冷凍ケースに並ぶのは、ソフトクリームを瞬間冷凍したオリジナル商品。カフェラテや抹茶ミックス、ミックスベリーなどミルク以外の種類も。夏場は冷凍したもののほうが溶けにくく良さそうです。近所の焼肉屋さんなどでも取り扱ってもらっているそうです。めちゃくちゃピッタリですね。

Tシャツやタオル、ティーカップなども並び、少しずつ時間をかけて増やしてきたとのこと。「棚橋牧場」の文字はどこにも無いのは、同じ業界の人間のユニフォームになればとの想い。


カフェスペースに案内いただき、色々とお話を。3時間もいました汗
甘えに甘えて申し訳なかったです。(写真はご対応いただいた棚橋和也さん)

牛乳って、どこの乳業メーカー(大手除く)も、どんなに有名でもどんなに美味しくても地元で愛されてしっかり売れていないと大変で、通販はあくまで一時的なものでしか無いんですよね。1日の製造量の何割も占めるほど通販していたらそれはそれで別の苦労が発生しそうですし。※色々な価値をつけて、高単価で全国の方に販売しているところ”も”もちろんあります。

棚橋さんは、色々な形で選んでもらえるように、牛乳の質(80℃15分間殺菌がもっと一般に認知されるような取り組み)やデザインや商品力で努力を重ねられているんだなぁと感じました。実際、ここまでブランドイメージとデザインがしっかりと練られている乳業メーカーさんはあまり多くない印象です。

牛乳屋談義に花を咲かせている間にもカフェラテやソフトクリームも出して頂いて。。。
これが美味いんですよ。(まぁ不味いソフトクリームに出会ったことはありませんが汗)

こうして顔を合わせて色々とお話しすることで、自分の中にあった「全国各地の牛乳を扱う牛乳屋」になるために何が必要か少しずつ深まっていくのだと思います。前述した通り、あくまで定期的にそれなりの量をまとめて扱わなければ、メーカー→東部飲料→お客様のうち、メーカーのメリットが極めて少ないんです。

我々は、「牛乳屋」としての箔がつくので◎
お客様は、色んな地域の牛乳が飲めるので◎
でもそれぞれのメーカーさんは???

必要なのは、「販売方法の仕組みづくり」と「運送コスト・ロットに対応できるスケール(お客様+α)の確保」、そして「横展開」ですね。あとどれくらい利益が出るかも大事ですね。じゃないと協力者は増えないので汗

最後に、今回こうしてご縁がようやく正式?に繋がったので、私だけでなく、私どものお客様ともご縁があればと思っております。牛乳とグッズと、最高なのはZOOMでも繋いで東部飲料インスタLIVEでもできればいいですね。

では、またの投稿でお会いしましょう

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