青年経営者全国交流会from岐阜へ参加してきました

おはようございます、白井です、
秋少しずつきてますね。日中はまだまだ暑いけど朝晩はとっても涼しい。
やっぱり秋はいいですね

先日、私が所属している中小企業家同友会、青年経営者全国交流会に参加してまいりました。
年に一回、全国の青年経営者が集まる学びの場という事ですが、昨年に引き続き今年も残念ながらオンライン開催となりました。

多くの経営者が報告者として登壇していますが、私は北海道で酪農を営んでいる、株式会社宇野牧場、代表取取締役 宇野剛司氏の報告に参加。

北海道北部に位置する天塩町。目指すは天塩産、世界最高峰のミルク。
経営者の高齢化、後継者や働き手の定着、休みがなく働きづめなのに、儲からない日本の酪農。ニュージーランドで酪農を学び、そこで酪農家が休日をしっかり取りながらも豊かな暮らしをしているという現実。しかも、当時の現地の乳価は日本の4分の1。
ニュージーランドと日本の大きな違いは、完全放牧と舎飼いという事で、日本に戻った宇野さんは放牧するための環境づくりから始める事に。

牛は習慣の生き物。はじめは牛舎に慣れきっていた牛たちも、時間をかけて放牧に慣れていくとともに、減っていた乳量がどんどん増えるように。放牧地に落ちている糞の質も目に見えてよくなり、土も改善され、良い循環が生まれていきました。

生乳の質がよく異なったことで、自社製品もつくろうということで、周りが作っているものでなく独自のもの、牛乳豆腐をベースに開発した、「トロケッテウーノ(パンナコッタ)」は販売開始。国内だけでなく、いきなりシンガポールにも販路を広げ、「チャンスがある・ありそうな場所には出る」という攻めの経営をされています。

完全放牧を機に、3つの有機JASを取得。全国でも数軒しかない、オーガニック牛乳の販売もしています。世間的にも健康の意識の変化が、販売の後押しとなっているそうです。

これからの業界の未来についてもお話しいただき、酪農とITが連携した姿を具体的に報告いただきました。ここは割愛。

ここで個人的な意見ですが、
狭い日本においても酪農の形はそれぞれです。土地的な制限において、どれが正解で間違いなんて誰にも決められません。ましてや、自身の製品を評価するのに、他者を落としてということは、本当の評価とはまた違ったものです。完全放牧をする生産者の中には、そうして一般的な酪農を大否定するとこもあります。宇野さんはそうではありませんよ。ただ、”オーガニック”とか”有機”を言葉にする人(生産者だけでなく消費者も)において、一定数いるのを見かけます。
私は、人の数、牛乳の数だけ、”最高の牛乳”が存在すると思ってます。いつ飲むか、どれくらい飲むかによっても違うと思います。その他の食品も同様です。最高のビールなんて決められませんよね。

だからこそ、世界最高峰の牛乳に挑むって宣言してる、酪農家を応援したいじゃないですか。
これを読んだみなさんも、そこまで言うなら飲んでやろうじゃないか!って購入してみてはどうでしょうか?

※画像をクリックしたらホームページへリンクするようになってます。

宇野牧場ホームページ
https://www.unomilk.jp

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